商品の使い方 アレンジテクニック

How To Use / Technique

輪菊の開花方法・ワイヤリング方法

今回はお問い合わせが多い、仏花アレンジや和風アレンジに大活躍の
「輪菊」の開花方法とワイヤリング方法についてお伝えします。


開花方法

箱からそのまま取り出した輪菊(左)とひと手間加えて開花させた輪菊(右)

そのままの状態でも、ころんと可愛くアレンジできますが、
開花させると、とても華やかでこんなにボリュームが出ます。


●用意するもの
・輪菊
・接着剤・グルーガン


●手順
<1>

まわりの花びらを、写真のように外側からやさしく指で広げます。
中央はなるべく触らずそのままにします。

<2>

開花は裏側の型が着いているところまでにして、
それより茎に近い部分は、崩さないようにしましょう。


<3>

予め補強はしておりますが、時間がたってくると、中心から花の重みで割れる場合がありますので接着剤を花びらの根元につけ、補強してください。外側の花びらにも少し接着しておくと長く維持できます。 たとえば、仏花のように輪菊を立ててアレンジされる場合には、下側になる部分に接着剤を数か所につけ補強していただくと垂れが軽減できます。



<4>

裏側の型が付いている部分をグルーまたは接着剤で補強すると開花の状態をさらに長く維持させることができます。
※グルーを使用する場合、やけどしないように注意しましょう。


ワイヤリング方法


●用意するもの
・輪菊
・裸ワイヤー(22番)→紙巻きワイヤーに比べて摩擦が少なく、花材を傷めにくいため
・フローラテープ


●手順
<1>

裸ワイヤーを花材に挿しやすくするため、
先端を斜めにカットします。


<2>

ワイヤーを輪菊の軸のすぐ横から挿します。


<3>

上に出たワイヤーをフック状に曲げてから、下へ引きます。


<4>

ワイヤーが上面から見えなくなるまで下へ引きます。


<5>

安定させるためにもう1本ワイヤーを
輪菊の軸に沿わせ、先端を少し挿します。


<6>

輪菊とワイヤーにフローラテープを
しっかり巻いていきます。


<7>

フローラテープをワイヤーの末端まで巻ききると
ワイヤリングは完成です。


<8>

予め補強は行っておりますがワイヤリングを行う場合も、開花する場合と同じく接着剤を花びらの根元につけ、補強してください。外側の花びらにも少し接着しておくと長く維持できます。 
※接着剤での補強をワイヤリング前に行うと、接着剤で輪菊が固まりワイヤーが通りません。必ずワイヤリングを行った後に補強しましょう。


ワイヤリングが面倒な方や初心者の方にはデザインステムをご使用いただくのもおすすめです。
輪菊はデリケートなので、目的・用途に合わせてワイヤリングとデザインステムを上手に使い分けましょう。 


デザインステムを使った方法


●用意するもの
・輪菊
・デザインステム または デザインステム・ロング
・ボンド


●手順
<1>

デザインステムのカップの縁が輪菊の根元にあたる長さにカットします。


<2>

軸部分にボンドをたっぷりつけます。


<3>

軸にボンドをつけた輪菊をローズステムのカップ部分に入れます。ボンドが固まるまで動かないように箱などに立てて固定しておきましょう。ボンドがしっかり固まれば完成です。
※グルーで接着することもできますが、ボンドで接着した方が強度があります。


アレンジする際に、輪菊が下を向いていると花びらが外側から
垂れてくることがあるので、なるべく上向きになるようなデザインで
アレンジしていただくと、きれいな状態で長持ちします。


輪菊を垂直に立ててアレンジされる場合には、下側になる部分に
接着剤を数か所につけ補強していただくと垂れが軽減できます。


ぜひお試しください!


「輪菊の開花・ワイヤリング方法」を動画でもご紹介しております。
画像をクリックするとご覧いただけます。